これまで内科治療で改善ができない場合は、治療が困難とされていたネコの尿管閉塞症に対してネコ専用尿管ステントが利用できるようになりました。ネコの尿管は、非常に細く、かつ外科的な刺激にとても弱く、縫合困難や縫合後狭窄という特徴があります。まだ、国内での入手は困難ではあるものの、このような特徴を有する猫の尿管専用のステントが、海外からの個人輸入によって私達獣医師も利用できるようになったことは大きな前進と思います。
獣医療の発展も日進月歩です。医療の革新も次々とあり、昨年までの常識が、今年は平気でひっくり返ることもあります。?気がつけば、獣医を目指して獣医大学に入って18年前、結婚してはや10年、開業してあっという間に5年です。
月日の移ろいの速さに負けぬよう、精進を続けなくてはと改めて思わせてくれ尿管ステントでした。
尿管ステントの適応には、細かな条件があります。詳しくは直接ご相談ください。