こんにちは!
看護師の齋藤です♪
前回のブログで皮膚の基礎知識がスキンケアをする上で大切だということ、ご理解いただけたでしょうか?
今回は被毛の機能と構造についてです!
*被毛にはどのような機能があるでしょうか?
ヒゲのように固いものや、プードルのようなふわふわした被毛、ラブラドールのようなまっすぐな被毛などたくさんの種類があります。
その機能も、
微生物や紫外線・水などの外部刺激から守るバリア機能、温度調節、感覚器やコミュニケーションツールなど多様です。
*次に被毛の構造についてです。
被毛を真横から見た時、毛先から毛根までは3つに分けられます。
*毛先から皮膚までを毛幹と言います。
いわゆる私たちが目にしている
毛と呼んでいる部分です。
*皮膚から根本までを毛包と言います。
毛包とはつまり毛穴ですが、この数は生まれた時に決まっているので毛の量も増えません。
皮脂も毛包の中にある脂腺で作られています。
(図の毛包内にある黄色い袋状の部分)
代表される成分はスクワランなどです。
皮脂により皮膚の表面や被毛をコーティングすることで保湿、殺菌作用が生まれます。
ただし、皮膚や毛の表面にいつまでも残ってしまうと皮膚に悪影響を及ぼしてしまいます。
なのでその子にあったシャンプーを選び、ケアしていく上で皮脂の量は重要なポイントとなります。
*毛の根元部分のことを毛母と言います。
毛母で被毛が作られています。
毛母より上の毛は既に死んでいる細胞となります。
自己修復ができないので皮脂や日々のケアによる保護が必要になります。
以上が被毛の機能と構造です。
被毛の基礎知識も皮膚同様、
今後ご紹介していく皮膚症状別の
ケアの選び方に重要な知識となります。
次回はスキンケアセミナーから一旦離れて、
1月に参加してきたトリミング講習についてブログを書きたいと思います!
ぜひお楽しみに♪
2017年2月 齋藤