超音波造影ソナゾイドによる肝細胞癌の診断

当院では、肝臓腫瘍の診断に高い有効性を示す超音波造影検査(ソナゾイド)を行なっております。ソナゾイドによる超音波造影検査は、これまで全身麻酔下による手術や大学病院でのCT造影検査でしか診断ができなかった肝臓腫瘍に対して、無麻酔で、かつ高い正診率による診断が可能となります。

超音波造影検査ソナゾイドの対象
・肝臓にシコリが発見されたが、病気や年齢により麻酔下でのCT検査を迷う時
・肝臓にシコリがあるが、手術又は経過観察の判断を迷う時
・良性腫瘍疑いとして経過をみているが、ガンの心配がつきまとう時
・健康診断で肝臓のシコリが見つかった時

ソナゾイドの利点
・無麻酔でCT造影検査と同等の正診率
・造影剤の副作用が極めて稀
・通常エコー検査では検出できないシコリの検出が可能な場合がある
・腎疾患、肝疾患を持っていても実施可能

ソナゾイドの欠点
・造影剤に卵成分を含むため、卵アレルギーのコには使用ができない
・現時点では、すべての腫瘍に対応できるわけではない
・他の造影剤と比較して報告は少ないが、アナフィラキシー、下痢、頭痛などの報告もある。

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