米国でリンパ腫の新規抗がん剤であるラバクホサジン注射剤が獣医師の処方で使用ができるようになりました。従来の抗がん剤と比較して、有効成分の分子量が極微小に調整されているため、腫瘍細胞に対して抗がん剤がより選択的に作用しやすくなっています。このことによって、抗がん治療の最大の敵である副作用の軽減が可能という理屈です。
抗がん治療の分野は近年もなお物凄い速度で進歩を示しています。より効果的でより負担の少ない抗がん治療ができるようになると、癌に対する概念も大きく変える事ができる事が期待されています。
獣医師; 伊藤