リハビリテーション

2015年2月25日

近年、動物のリハビリテーションへの取り組みが、獣医療の中でも積極的に行われるようになってきました。動きが悪くなった四肢に対して、水中で運動をするハイドロセラピーや、電気や超音波を使用した物理療法などが注目をされていて、効果も認められています。しかし、費用や時間の面からなかなか継続的に続けづらいという側面もあります。

そこで、理学療法としての徒手療法(マッサージ)もまた効果が期待できるリハビリテーションとして期待が高まっています。自宅でできて、動物も気持ちよく、大切なコミュニケーションの時間ともなります。痛みや張りがあるところをやさしくほぐしてあげると、すごく気持ちのよさそうな顔もしてくれるし、その後の動きも明らかに良いですので、四肢機能の維持や回復に有効といえます。動物の高齢化も人同様に進む中、老化による四肢の痛みなどから、足腰の動きが悪くなることで筋肉量が落ち、筋肉量が落ちることで更に四肢の痛みが強くなってしまうという悪循環が起こります。マッサージは、自宅で毎日、手軽に、愛犬愛猫の疲れた体を労わることができるので、自然なアンチエイジングとなるとてもよいツールと思います。

マッサージは関節や筋肉をやさしく動かし、筋肉の血流をよくしてあげるように、動物が気持ちよく受けられる範囲で自己流でも十分効果があると思いますが、より効果的に行うためには、やはり勉強をしている方から教わるのが一番です。ご興味のある方は、是非一度下記HPを覗いてみてください。

http://oasys.jimdo.com/

とってもワンコ好きの素敵な方ですよ!

獣医師:伊藤

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