わんちゃんとの夏のドライブ

2016年8月9日

夏の行楽シーズンが近づいてきて愛犬とのドライブの機会が増えてきたのではないでしょうか。色々な場所に愛犬と一緒に行くのって心も体も楽しいですよね。そんな中、今回は車でのお留守番についてまとめてみました。
夏の晴れた日に車のエアコンを切って窓も閉めたままでいると、車内の温度は1時間ほどで50度を超えるといわれています。わんちゃんが舌を出してハアハアと呼吸することによる体温調整のやり方は、人間の発汗することによる調整に比べると効率が悪く体内に熱がこもりやすくなるため、熱中症にかかりやすいといえます。

そこで、夏場にどうしてもわんちゃんだけを車内に残してしまうような状況が生じた場合、どのようなことに気をつけるべきでしょうか。

車内の気温
わんちゃんは寒さよりも暑さに弱いため、クーラーの設定温度は人間よりも少し低めの20度前後が望ましいです。運転席や助手席と後部座席とでは、クーラーの効き方が違うこともあるので予め確認しておくことをおすすめします。

直射日光を避ける
屋外では、すぐに車内の温度も上がるため、なるべく日陰に駐車をした方が良いです。日陰で風通しがよく窓を複数枚しっかりと開けられる状況の場合には、短期間の留守番は大丈夫です。しかし日陰であっても風通しが悪い場合にはクーラーは必須です。また、時間帯によって日の傾きも変わるため方角を意識して長時間車からはなれることのないようにしましょう。

自由にさせない
車内にわんちゃんだけを残し自由にさせていると。予期せぬことで興奮したりすることで、動き回りぶつかってスイッチを押しクーラーを切ってしまったというような事故も起こり得ます。愛犬が安心できるケージを用意し、入れてあげるといいですね。しかしケージ内は囲われていて空気の通りが悪くなっていることもあるので気をつけましょう。

他にも、クーラーを使い続けることによって燃料切れやバッテリーが上がることのないように日ごろから車の整備などをしておくことも大切ですね。

〈車内にわんちゃんだけを残している時=もっとも危険な時〉がやはり原則です。できるだけそういった状況を避け、人間にとってもわんちゃんにとっても安心、安全なドライブ環境を整えましょう。
看護師:山口

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